いきなりですが「トランジション」という言葉をご存知ですか?映画などでは、シーンを切り替えるときの効果を指すらしいのですが、キャリアでは人生の変わり目や移行期のことを「トランジション」と呼びます。
トランジションには、2つのタイプがあります。
①発達的視点から見たもの
成人の各年代や発達段階に見られる共通した課題や移行期のことで、例えば思春期から青年期におけるアイデンティティの確立や、「今までの人生、これで良かった?」「これからどう生きる?」という問い直しが始まる「中年の危機」が有名かと思います。心理学の理論家ごとに段階区分は少しずつ違うものの、年代における心理的・社会的発達課題は誰もが通る道です。
②人生上の出来事の視点から見たもの
結婚・離婚・引越し・失業・病気など個人的な出来事によって引き起こされるトランジション。これらのいくつかは人生において大きな転機となり得るものです。
これらのトランジションを乗り越えた自分史活用事例
②の事例として、大切な方との別れを経験した女性がご夫婦の人生回顧録をまとめるうちに、少しずつ前を向く勇気が湧いて来た瞬間に、私は立会いました。
私は「中年の危機」の頃に、短歌集をまとめました。だから①の発達的視点の方なのかなと思います。ただ、本作りをした出来事が人生を変えたので、②でもあるかもしれません。
まとめ
人生の転機に自分を救ってくれるのは、他ならぬ自分自身なのかなと感じます。自分史を書くことで、過去を振り返り、現在を理解し、未来への道を見つける・・・自分史は自己理解を深め、生きやすくする強力なツールになり得るのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
コメント