人生の見える化「人生チャート」の作り方

コラム

人生チャートとは、自分自身の人生を振り返り、特に印象に残るエピソードの充実度や幸福度を点数化して、折れ線グラフで視覚的に表現する手法です。モチベーションが上がった時に点数が高くなるとも言われるので、モチベーショングラフとかライフラインチャートなどとも言われます。この方法によって、自分の人生を客観的に、かつ直感的に評価することが可能になります。

チャートの作成方法

縦軸を評価点、横軸を年齢軸として、こんな表を用意しましょう。手書きで十分です。

ステップ1: エピソードのリストアップ

自身の人生を深堀りして、重要なエピソードや出来事をリストアップします。年代別や主要なライフイベント(例: 受験、就職、結婚、退職)ごとに整理すると作業がしやすくなります。以下のポイントを考慮すると、エピソードを思い出しやすくなります。

・人生の出来事ベスト5

・人生のワースト5

・ターニングポイント

・心に残る瞬間や経験

・強烈な影響を受けた出来事

ステップ2: 感情の点数付け

次に、-100から+100の範囲で各エピソードの感情や満足度を評価します。モチベーションが上がったポジティブな出来事は「+」で、ネガティブな出来事は「-」で表現します。最も印象に残るポジティブな出来事を+100、最もネガティブな出来事を-100とすることで、基準が明確になります。

ステップ3: 時間軸の設定とチャート作成

誕生から現在までの時間軸を作成し、評価した点数に点を記入していきます。点を線で繋げることで、人生の流れが一目で分かるチャートが完成します。

チャートには付箋でその時の出来事や感情を書き込んでみると、さらに具体的かつ視覚的に理解しやすくなります。私の人生チャートでは、人生の半分以上がマイナスでしたが、思い出してみると、私は何か大きな出来事があったというよりは、子どもの頃や大学受験の失敗による行き詰まり感、同居開始など、自分の思い通りにならない時や不自由さを感じている時にモチベーションが下がっているみたいです。フリーランスとしての生活が始まってからは自分のペースで仕事ができるようになり、穏やかな線になったと実感しています。

結論

人生チャートは自分の弱みや強み、価値観の発見に役立ち、未来の方向性を定めるのにも有効です。一人で作るのが面倒な場合は、信頼できる友人やパートナーと共に作成することで、楽しく有意義な活動になることでしょう。大きな挫折や失敗も、それがあったからこそ今の自分が存在するのだと肯定的に捉えることができるといいですね。

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