こんにちは!私は自分の半生を振り返る歌集制作が転機となり、現在、自分史活用アドバイザーをしています。今日は自分史の意義や活用方法について触れてみたいと思います。
自分史って何?
簡単に言えば人生のストーリーです。自分の経験、思い出、感情、学んだ教訓を見える化したものです。自分の歴史のない人はいません。私は著者と伴走しながら自分史制作のお手伝いをしたり、自分史の楽しさを広めるワークショップをしています。
自分史のカタチは様々
書籍、アルバム、動画、S N Sなど自分史の表現方法は多岐にわたります。内容は生い立ちをはじめ趣味や旅行記、詩歌、日記、手紙などなど。また親や祖父母のストーリーを聞き書きすることも家族やご自身にとって深い意味を持ちます。
自分史の4つの機能
それでは身近な場面で自分史がどんな風に使われているか整理してみましょう。
- 記録ツール:自分の体験を他人と共有し、知識や知恵を伝えることができます。未来に伝えていくことも可能です。
- 自己分析ツール:過去を振り返ることで自分を理解し、今後の人生のヒントを得ることができます。
- 自己PRツール:自分について知ってもらいたいことを、他の人の感情を動かす形で伝えることができます。SNSなどで魅力的なプロフィールを公開することで差別化することもできます。
- コミュニケーションツール:職場や地域、デイサービスなどのグループワークで楽しみながらお互いを知るために活用できます。
なんのために自分史を書くの
目的は複合的でかまいません。例えば現在の私のために。自分の強み弱みを明確にして仕事に活かしたいとか、私の人生このままでいいのか考え直したいなどということがあるでしょう。もうひとつは未来の誰かへ。生きた証を残したいとか次の世代へメッセージを残したいというもの。私が父の詩集を電子書籍で作った目的は、詩集を父のお墓にしたいと思ったからです。
みんな一度は書いたことがある自分史
多くの社会人にとって馴染み深い自分史は「履歴書」でしょう。履歴書や職務経歴書などは自己PRツールとして活用されますが、自己理解を深める手段としても有効です。就職や転職、退職時に、また終活中の方など人生の転機にもおおいに自分史は役立っています。
1人1人の物語がユニークです
「え、そんなことがあったのですか?」インタビューをしていると、そんな言葉がたびたび口をついて出てしまいます。あなたの思いや経験は、実はあなたしか知らない貴重なもの。その人にしか語ることのできないユニークな人生が浮かび上がってきます。どうしてでしょうか?おそらく皆さんが生まれてからこれまで経験した事や感じた思いは、他の誰かには一生かかっても体験できないものだからだと思います。
さいごに
また自分史を書く過程は過去の出来事を整理し、心の負担を軽減する効果もあります。身近な所から、自分史を人生に役立ててみようかなと思ってもらえると嬉しいです。次からはより具体的な活用法についてお伝えしたいと思います。
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