*人生に一度は自家焙煎珈琲豆専門店で働いてみたかった私が伝える美味しい珈琲とは!

コラム

こんにちは、自分史活用アドバイザーのあおみかんと申します。今回は私が自家焙煎珈琲豆店で働いていた時の小さな自分史をコラムとして書きます。お役に立てると嬉しいです。

皆さん、コーヒーはお好きですか?

私はコーヒー好きが高じて、先日まで自家焙煎珈琲豆店で働いておりました。店頭に20種類ほどの生豆が並び、お客様が豆を選んでから焙煎して、焙煎したてをお持ち帰りいただくというスタイル。私は事務系の仕事がメインでしたが、生豆の情勢や流通について知ることができましたし、毎日試飲を淹れて、豆選びのアドバイスもさせていただいておりましたので、そんな私から「もしあなたが自家焙煎珈琲店でコーヒー豆を選ぶときに役立ったら良いなと思うコツや注意点」をお伝えします。

ストレート vs ブレンド どういうこと?

ストレートとは

ブラジル、コロンビア、インドネシア・・・など単一の産地の名前がついているコーヒー豆を「ストレート」と言います。酸味とか、苦味とか、フルーティとか、香りがお花のようなどと、豆のそのものの個性を味わう事ができます。

中でもスペシャルティコーヒーというのは、日本スペシャルティコーヒー協会が定めているもので、生産プロセスや品質管理が適正にされ、欠点豆が少ないことや、風味や質感が良いものという定義に当てはまるものです。近年フェアトレードや、レインフォレストなど環境に配慮したコーヒー豆も増えて来ました。また、最近では嫌気性発酵の生産処理による、ワインのようや風味のコーヒー豆も人気となっています。ぜひ自分の好みの味や香りをお店のスタッフさんに伝えてみてください。自分の好みを探すコーヒー豆世界一周も楽しそうですよね。

ブレンドとは

一方、「ブレンド」は、複数の産地のコーヒー豆を、店やメーカーが割合を決めて混ぜ合わせたものを言います。酸味、苦味をバランスよく配合する事が多いので、初心者の方には馴染みやすいでしょう。自家焙煎にこだわっているお店では、店によって豆の配合の仕方が違います。店の個性が出やすいところでもあります。複数の店の珈琲豆を飲み比べするならブレンド豆が良いでしょう。

焙煎度合いどうする?美味しい目安として、焙煎日が大切!

焙煎度合いとは、豆の焼き加減のことです。ざっくり分ければ、浅煎り、中煎り、深煎りとなり、さらに分けると7段階位に分けられます(お店によってはもっと細かく分かれることも有り)ステーキで例えるならレア、ミディアム、ウェルダンのような焼き加減です。浅煎りは酸味があって、深くなると香ばしさが増すと覚えておくと良いかと思います。

そして、コーヒー豆は焙煎日から2日目から味が乗ってきます。そして1ヶ月以内には飲み切るのがオススメ!購入するときは欲張らず、飲み切れるタイミングを予想して計画的に購入してくださいね。

浅煎り

豆本来の香りがよく残る焼き方です。タネをかじったら酸っぱいと思いますが(コーヒー豆はタネです)、そんな感じの青々しい酸味も残ります。それが好みという方もいらっしゃいます。シナモンローストと言われますが、本当に、シナモンのような色合いのコーヒー豆に仕上がります。カフェインが多く残るため、集中力を必要とするデスクワークの職業の方からのご注文が多いように思います。

中煎り

標準的な焼き加減。すでに焙煎した豆で売られている場合は、このタイプが多いです。「中煎り」の中でも、ミディアム(やや浅め)、ハイロースト(中間)、シティロースト(やや深め)があり、豆の特性によって、お店がおすすめする焼き加減があるはずです。もし焼き加減を選ばなければならない場合は、「この豆には、どんな焼き方がおすすめですか」とお店の方に聞いてみましょう!

深煎り

豆を焦がして、香ばしさとコーヒーオイルを楽しむための焼き方です。アイスコーヒーやエスプレッソ、カフェオレ・カフェラテで楽しむ場合はこの焼き方をおすすめします。深煎りにも3段階の焼き加減がありますが、フルシティローストが一般的かと思います。酸味が特徴のコーヒー豆も、あえて酸味を飛ばすためにやや深く焙煎することで新しい味に出会う事もあります。

豆 vs 挽き

お家にミルがあれば、豆で購入してください!やっぱり挽きたては違います。

豆で購入するメリット・デメリット

家で豆を挽く、つまり挽きたての豆は抽出するときの、豆の膨らむ力にパワーがあります。風味も長続きし、1ヶ月くらいは挽きたての良い香り、風味豊かな味わいが楽しめます。

ミルが無ければなりません。道具と手間が増えるので、日々、慌ただしい中で淹れなくてはならないとなると、豆で購入するのはハードルが高いでしょう。

挽き豆で購入するメリット・デメリット

毎日コーヒーを淹れる方、消費が早い方なら挽いた豆はとても便利です。焙煎したてであれば、風味もそれほど落ちません。

ただ、コーヒー豆は挽いた瞬間から炭酸ガスが出て、どんどん酸化が始まるため、賞味期限(抽出時に豆が膨らんで美味しく淹れられる期間)は7日〜10日くらいと思ってください。

まとめ

今回はコーヒー豆の選び方についてお伝えしました。

ストレートとブレンドの選び方や焙煎度合、そして豆で買うか挽きで買うかの選び方について紹介しました。これらの選択肢はそれぞれ好みや用途によって異なるため、自分がどのようなコーヒーを楽しみたいのかを考えながら選んでください。

ストレートにするか、ブレンドにするかについては、ストレートは単一種類の豆のことで、個性を楽しむコーヒーである一方、ブレンドは複数の豆をブレンドして作るため、豆の個性を活かしつつ、酸味苦味バランスの良い味わいが楽しめることを説明しました。珈琲店オリジナル・ブレンドは、店の姿勢や個性、力量が測れる豆でもあるでしょう。

焙煎度合については、浅煎りから深煎りまでさまざまな種類があることをお伝えしました。浅煎りは酸味が強く、豆本来の風味が味わえます。一方、深煎りは苦みが強く、コクや深みが出ます。アイスコーヒーやカフェオレにおすすめなのも、深煎り豆です。自分がどのような味わいを好むかに合わせて選んでくださいね。付け加えるならば、浅煎りの方がカフェインが多く、深煎りは焦がす分カフェインも飛ばされると覚えておいていただくと便利です。

豆で買うか、挽きで買うかについては、できれば豆で購入をおすすめしました。挽きで買う場合はコーヒーを手軽に楽しむ事ができます。豆で買う場合は挽く方法や器具が必要ですが、自分好みの粉の細さを調整できる上、香りや風味も長持ちします。時間にゆとりがあり、自分でコーヒーを淹れることが好きな方におすすめです。

お家でのコーヒーの淹れ方によっても味は変わります。抽出方法との相性は、お家に帰ってみないと分かりません。ですが、何度か試すうちに、ご自分の好きな味に出会えるはずです。自分だけのコーヒー探しが、また楽しいのです。

私は毎朝、小さな電動ミルで珈琲豆を挽き、ハンドドリップでコーヒーを淹れています。運動の前にも飲んで脂肪燃焼に努めていますよ!

ちなみに私がこよなく愛しているコーヒー豆は、アリオスト・トラジャというインドネシアの豆。オイルが回るくらいにやや中深煎り(シティロースト)に焙煎してもらっています。抽出方法は、金属のメッシュフィルターでハンドドリップ。お湯を注ぐと面白いくらいに挽いた豆が膨らみます。しっとりとした味わいで、コクのあるコーヒーオイルがたまりません。機会があれば、皆さんにも淹れて差し上げたいなあ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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